掲示板 熱中症は学問としてはまだまだ若いです。むしろこういう病気があると知らないままに、多くの人が先に熱中症を経験してしまっているかも知れませんね。
だから、一人ひとりの意見がとても大切です。
あなたが実際に体験された熱中症のこと、熱中症を減らす為にはどうすれば良いのか、熱中症の問題は何なのか。とにかく、熱中症について考えたことをなんでも書いて下さい。
拙著「熱中症 息子の死を糧にして」悠飛社についての御意見もお聞かせください。
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□ 輸液について
□投稿者:平岡
□投稿日:2005/09/22(Thu) 11:47:36

はじめまして。 平岡と申します。
熱中症の初期輸液をどうしたらいいのでしょうか?

ハルトマンなどの一般的な細胞外液で良いのでしょうか?
小児の場合などは輸液速度を早くしてもいいものでしょうか?
先生の見解をお教え下さい。

□ カズエさんへの返事
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2005/09/19(Mon) 09:41:14

<医学書からの抜粋>
・発熱とは正常な範囲を超えた体温の上昇を意味するが、脳自体の異常や体温調節中枢に影響する有害物質により起こる。
 発熱の原因は感染症、腫瘍、熱中症を来たす環境条件などである。
・環境温度が約34℃以上に上昇すると体温は上がり始める。
 ただし、運動や仕事で体内で熱が多く生産されると、より低い環境温度でも体温は上がり始める。
・体温上昇をもたらすのは、体内での熱生産と環境からの熱吸収であり、体温低下を起こすのは熱放散である。
 その均衡によって体温は調節される。
・皮膚温が環境温度より高い限り、熱は伝導と放射により放散される。
 しかし、環境温度が皮膚温より高い時、熱を放散する代わりに生体は伝導と放射により熱を獲得する。
 このような状態では生体が熱を除去する唯一の手段は蒸発である。
・蒸発の機序は皮膚血流に左右される。
 また、全身の臓器の働きもそこの血流によって左右される。
・脱水は血流障害を起こして臓器障害を起こしやすい。
 また、水分欠乏性脱水は体温をより上昇させやすい。
・脱水が進行し体温が上昇してくると、体は水分の取り合いをする。
 つまり、活動している筋肉や脳などの中心臓器に血流を回すため、皮膚には血流量がそれほど回ってこなく、体温は急に上昇する。

<まとめ>
・熱中症とは臓器(脳の体温中枢を含む)の機能障害である。
 脱水症は血流障害を起こすので、熱中症と大きく関係する。
・一気に脱水症になると熱中症になるかについては、環境温度が高い時や、運動や仕事などで体内の蓄熱量が増加する時脱水があると放熱量が低下するため熱中症になりやすい。
 環境温度が高くない時や、運動や仕事などをしていない時の一気の脱水症は、異常状態であるが定義上 熱中症とは言わない。

・脱水症状が長時間続くと部屋の中でも熱中症になるかについては、部屋の内外に関係なく、熱中症を起こす原理は同じである。
 部屋の中が高温多湿で作業をするなら、体内の蓄熱量が蒸発などの放熱量を上回り、熱中症となる。
 作業強度が強い時そして脱水が強い時は、体温調節系などの生理能力の弱い人に対して、熱中症は発生しやすい。

□ 熱中症と脱水症状との関係
□投稿者:カズエ
□投稿日:2005/09/16(Fri) 16:23:36

私なりに熱中症に関して情報を集めてみたところ、脱水症状と熱中症は大きく関係しているのでは!?と思ったのですが、実際どうなのでしょうか? 熱中症は高熱ですが、脱水症状は微熱が出るとありました。
@一機に脱水状態になると熱中症になるのでしょうか?
A脱水状態が長期間続くと、部屋の中にいても熱中症になるのでしょうか?
自分が熱中症を体験して初めて事態の重大さを知り、他の方がこのような思いをしないように呼びかけていきたいと感じるようになりました。水分摂取はとても大切なことだったのですね!

□ まいさんへの返事
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2005/09/14(Wed) 08:37:58

<個人的な質問は差し控えて下さい>

 熱中症を例にとっても暑熱負担とその対応の関係には個人差があり、アドバイスには既往症や現病歴などの情報と診察が不可欠だからです。

<熱中症とは私には思えません>
 状況を夏のある日、15分程急ぎ足で歩いて、暑い電車に乗ったと仮定して暑熱負担が体にかかったとしても、まいさんの経験した身体異常は熱中症一般の訴えとは違うと私は思いました。

<私なりの大雑把な分析>
 吐き気:何らかの刺激が延髄にかかる。
 急に視力がなくなる。ただし音は聞こえる:視力に関する中枢ルートのどこかに障害発生。ただ、聴力に関する中枢ルートには異常なし。
 ものすごく汗をかく、水分を摂った後の寒気:自律神経ルートの異常。

<病院受診について>
 私の分析では、機能的(精神的)トラブルか、そうでないのかの判断が出来ません。
 まず、眼科又は脳神経内科を受診してアドバイスを聞いてください。

□ この症状は熱中症ですか?
□投稿者:まい
□投稿日:2005/09/12(Mon) 19:54:47

21歳の女性です。

夕方に15分ほど歩いたあと、電車に乗りました。
電車に乗り立っていたところ、5分後に突然吐き気がしてその後、目の前が真っ暗になりました。5分くらいは何も見えない状態が続きました。倒れないように必死でした。耳は聞こえるのですが目が見えなかったので怖い思いをしました。
その後目しばらく目をつぶっていましたが、見えるようになったので、無事帰宅することが出来ました。ただ、ものすごい汗をかいていて、水分を取った後は寒さに襲われました。

怖い体験でした。これは熱中症でしょうか?症状が落ち着きましたが病院に行ったほうが良いのでしょうか?

□ tsuyosiさんへの返事
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2005/09/12(Mon) 07:45:47

@熱中症に多い症状について
<脳血流異常の症状>
 気分が悪くなる。
 立っていられないのでうずくまる。
 すべての動作が出来にくい。
 (例えば、飲水にも時間がかかる。歩きにくい等)
 嘔気、めまい、頭痛

<筋肉の症状>
 痙攣
 筋肉痛

A病院での治療
(以下のことは、必要に応じてなされる。)
 体温冷却
 (氷嚢、扇風機、冷却マット、体腔冷却、体外循環を使用)
 点滴による脱水症治療
 呼吸管理
 体液障害や血液障害の治療
 臓器障害に対しての治療

{平成17年度のある病院での対応例}
・その病院の医師から聞きました。
・高校野球の地区大会で、応援団約30人が熱中症である病院に突然来られました。
・その病院にとっては初めてのことでした。
・病院は時間的余裕がまったくありません。
 よって、病院の通路が治療室に作り替えられ、男女共に裸になって冷却や点滴等の処置と必要な検査がおこなわれました。
 症状が安定するまで精一杯の努力がなされました。
 幸い入院は5人だったそうです。
・熱中症の治療は時間との戦いです。
 治療が混乱の中で進められても、患者さんの重要臓器を保持するために最大限の努力をしたその病院には、感謝状が贈られたそうです。

□ カズエさんへの返事
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2005/09/10(Sat) 08:47:21

@
 ・一般には悪影響が大きく出る前に治療を開始すると回復は早い。
 ・ただし、これは推論で比較検討成績を私は知りません。
A
 ・ヘマトクリットは血液の濃縮の程度を示す。
 ・熱中症では水分欠乏性又は混合性脱水の時、ヘマトクリットは上昇する。
 ・ヘマトクリットは熱中症を診断するいくつかの因子の中の1つである。
B
 ・発熱について突発型とジワジワ型があるのかについてはよく知らない。
 ・発熱は体と負担に対しての生体反応として生じる。
 ・一般に熱射病では体の防御機構の弱い人が、熱が長く続く傾向がある。
 ・治療は熱の出方のタイプに関係なく、防御機構の整備や重要臓器の機能保持である。

<終わりに>
 正確なことはわかりませんが、カズエさんの微熱、息苦しさ、胸が熱くなる症状は何かの原因があって、交感神経の機能が亢進している状態と私には思われます。
 症状が改善しないなら、病院で再度受診してください。
 改善しているのなら、あまり気にしないで下さい。
 回復の度合いの遅い病気はたくさんあります。

□ 熱中症のこと知りたい!
□投稿者:tsuyosi
□投稿日:2005/09/09(Fri) 22:10:33

僕は中学生です。今年の夏サッカーをしている時、急に気分が悪くなりました。これがほんとの「熱中症」?
熱中症にほんとになった人がいたらどんな症状があったのか、また病院に運ばれた人がいたらどんな治療をされたのか教えてください。

□ 熱中症の症状についての質問
□投稿者:カズエ
□投稿日:2005/09/07(Wed) 16:20:50

お盆頃に熱中症になりました。
病院で診断され、症状について調べたところ、いろいろな症状があることを知りました。
高熱・嘔吐・頭痛などが多いようですが、私の場合、長期間の微熱・息苦しい・胸が熱くなるといった症状でした。
3件病院を回りましたが、風邪と診断され、4件目でやっと熱中症だと診断されたのは約2週間後でした。
数日点滴をしました。
@高熱でなかったため自分でも熱中症との自覚がなく、発症時期を数日過ぎてからの治療のため、回復が遅いのでしょうか?
A血液検査でヘマトクリット値が標準値を超えていたため熱中症と診断されましたが、熱中症はヘマトクリットの値で決定するのでしょうか?
B高熱などの症状の突発型と、微熱続きのジワジワ型があるのでしょうか?また2種類のタイプでも、治療は同じでしょうか?
周りに同じような経験者がなく、今もまだ体調不良に悩んでいます。今後のためも教えて頂きますようお願いします。


□ 田中さんへの返事
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2005/09/07(Wed) 08:53:45

<はじめに>
・まず体に温熱刺激が加わると、その刺激に対して体は反応し、そして調節をする。
・調節とは生体が血流の適正な配分と水分の量及び組成を調節して、体温や血圧や臓器機能をある一定の範囲内に保つのである。
・この調節能力は年齢、体型、薬物服用中などで個人差がある。
・熱中症とは調節がある範囲を超えた時に発症し、進行していくと細胞破壊の悪循環が始まり、極端になると死に至る。

<本論>
@食事と熱中症発症のしやすさとの直接な関係はあまりない。
 ただし、すべての細胞は食事の栄養分からエネルギー等を得ている。
 何らかの原因で細胞が痛んでも、エネルギーのある細胞は回復し易い。
 よって、朝食抜きのスポーツは調節能力の点から不利益と思われる。

A熱中症は臓器障害の起こる前までに、有効な治療がなされたかが大切である。
 発見された時点で臓器障害が起こっていたり、臓器障害が起こっていなくても有効な治療までに時間がかかると、細胞の機能が悪化し、倒れてから昏睡、そして死亡ということも当然である。

Bどのくらいの確率で治るかについて文献を探したが見つかりませんでした。

 熱中症の中で重症の熱射病であったとしても、倒れてからの応急処置(特に冷却)が短時間のうちになされていて、そして対応の出来る病院へ早く搬送してもらったならば、一般に予後は良いと私は考えています。

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