掲示板 熱中症は学問としてはまだまだ若いです。むしろこういう病気があると知らないままに、多くの人が先に熱中症を経験してしまっているかも知れませんね。
だから、一人ひとりの意見がとても大切です。
あなたが実際に体験された熱中症のこと、熱中症を減らす為にはどうすれば良いのか、熱中症の問題は何なのか。とにかく、熱中症について考えたことをなんでも書いて下さい。
拙著「熱中症 息子の死を糧にして」悠飛社についての御意見もお聞かせください。
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□ 友人の死で助けられる方法はあったのか?についての返事
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2003/09/24(Wed) 09:40:39

<はじめに>
 熱中症の死因の一つに播種性凝固症候群(2002年10月5日吉田、、、参照)があります。
 この病気は様々な病気で起こります。
 病気の出発点は血管の内側の薄い細胞が壊されるようです。
 そこから出る体に必要な活性物質が出なくなり、小血栓、小出血、血流障害などが小さな場所で起きます。
 やがて、いろんな場所で起きて大血栓や大出血となり、いろんな臓器が血流障害などでいたみだし死亡率が約50%という怖い病気です。
 私はこの病気を考えると、ホテルの火事を思い出しました。一室の火の不始末から全ホテルが使用不能になることを想像しました。
 少しの油断で高級ホテルでも全焼してしまう。
 熱中症も少しの判断ミスで、体の調節機能の限界を超えてしまう。
 そして、丈夫な若者でも死に至ることがある。

<本論>
・熱中症の死亡例でこうすれば良かったという分析の論文を私は知りません。
・暑い環境での行動は危険物と隣り合わせであり、又限界に挑戦される若者もおられます。
・どの程度のスポーツ量(又は仕事量)が、暑い環境では危険なのか具体的指標は私には述べられない。
・ただ、私は熱中症で死んでいった人のほとんどは、死ぬことなんて夢にも思わなかったと想像しています。
・私は熱中症予防の最初の一歩は、熱中症で死んでいった人や熱中症後遺症で苦しんでいる人のモデル例を心に感じてもらうことと考えています。
・もしSさんが彼の生前に、「若者でも熱中症で死ぬことがある。」と話していたいただいてたらと私は考えます。
 彼の認識が変わっていれば、体温上昇抑制や循環を良くする必要性を早く感じて最悪の結果を避けれたかも知れません。

<終わりに>
・「未だに誰もこの事実を受け止められずにいます。」という文を読んだ時、私は長男の死の時感じた、世の中からはじき出された感覚を思い出しました。現在も人生の空しさを感じています。
・暑さや汗の厳しさを知らない人は、感覚がのんびり出来ていて熱中症のことを思いやることが出来ない傾向にあるようです。
 熱中症予防を願っている者にとっては最大の課題であり難問の一つです。
・今回も個人的意見ばかり書いてしまいました。
 

□ 熱中症の会の皆様へ
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2003/09/22(Mon) 09:19:05

<本題>
・平成15年度の年一回の公的機関の働きかけは
 全国の都道府県の教育委員会に熱中症の会(代表者と60人の賛同者名)から要望書(内容は2003年5月26日掲示板参照)を6月12日の日付けで送りました。
 私の著書と共に送りました。
 返事が来たのは茨城県教育委員会だけでした。
・熱中症の会とはあいまいな会であるため一つの教育委員会でも熱中症を減らしたいという私達の心に対して応えて頂いたことに感激しました。
・平成16年度はどこに何を要望するのか皆様のご意見を聞きたいと思います。
 この掲示板又はメールでご意見をお聞かせ下さい。
 平成16年3月下旬にその中から数人の熱中症のメンバーで要望項目を決めたいと考えています。
・熱中症の会はスポーツ指導者に過剰な負担をかけたくありません。
 生徒を保護する可能性のあることを少ししたいだけです。
・熱中症というのは生徒個人の適応力の差が有り、外的環境の負担に応じてアドバイスを変えなければならず対応は意外に難しいのです。
 スポーツ現場では熱中症の知識だけではなく、指導者の直感だけが頼りということもありうると私は考えています。
・現在候補にあがっている要望は、文部科学省に全国の教育委員会に「熱中症での入院例について教育現場から見た課題と対策の報告の義務付け」という通達を出してもらい、そして文部科学省に毎年それを公表してもらうことです。
・学校のスポーツ指導者にとって、病院でどんな治療が熱中症でなされるかを知ることよりも、熱中症になりそうな環境においてどんなタイミングでどんなアドバイスをすべきかが、考える価値のあるものだからです。
 そして、実際の反省点を知ることは熱中症を防ぐため技術面での地域差がなくなり、教育者の悩む問題点も徐々に減ると思われるからです。

<講演について>
平成15年度は東京と神戸で講演をしましたが、原則として私は講演活動をしません。
 その理由は各地域には優れた先生方が多い。そして私には体力がないからです。
 とんがらしさん以外にもどこかのPTAの役員から講演の相談を受けた時、まず大塚製薬(熱中症予防については執意のある会社)に尋ねて下さいと返事しました。

□ 友人の死
□投稿者:S
□投稿日:2003/09/22(Mon) 03:23:19

2002年8月1日の夜、屋外で建築作業をしていた友人が熱中症で亡くなったと連絡が入りました。突然のことで、今でも信じられません。後に話しを聞くと、彼は睡眠不足だったうえに、昼食も取らずに働いていたそうで、体調不良を訴え病院に搬送された数時間後に息を引き取ったとのことです。 彼は体格もよく、体力には自信があったようなので、未だに誰もこの事実を受け止められずにいます。助けられる方法はなかったのでしょうか?

□ またも死亡事故
□投稿者:MIYA ちゃんの父
□投稿日:2003/09/21(Sun) 23:28:30

 先日、愛媛県の高校レスリング部の選手が熱中症の為に亡くなりました。
 スポーツ活動中の熱中症死亡事故は“無理と無知”で起こります。決して失ってはいけない命をまたしても、失ってしまいました。
 文科省や愛媛県教育委員会は徹底的に事故調査を行い、原因の究明をすべきです。そして、亡くなった高校生の遺族に対して、説明責任を果たし、真摯に謝罪しなければなりません。
 当該の高校だけでなく、全ての教育関係者やスポーツ指導者はかけがえのない一人の命を失ったことに対して、もっともっともっと真剣に反省すべきです。そして、二度三度の犠牲者を出さない取り組みを行うべきです。
 私は心底からの怒りでいっぱいです。

□ お返事ありがとうございました
□投稿者:とんがらし
□投稿日:2003/09/19(Fri) 20:54:39

丁寧なお返事ありがとうございました。9月に入って熱中症で救急車出動のニュースを聞くたび、うちの生徒は大丈夫だろうか。こんなに心配している私が心配しすぎなのか?と思うくらいまわりの教師の意識の低さに(もっとも気をつけている方もいますが)悲しくなっていましたが、自分が思っていることは間違いじゃないと勇気付けられました。しかし、恐ろしいことです。周りに意識の低い人がたくさんいると、自分が間違っているんじゃないかと言う錯覚に陥ります。ご助言本当にありがとうございました。
ところで中村さんはちなみに講演活動はしているのでしょうか?講師としてお招きすることは可能でしょうか?

□ 運動時に作る水の塩分と糖分のバランスについての返事
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2003/09/19(Fri) 20:06:36

<関連ページ>
・次の箇所を読んで下さい。
 2002.7.13 学校での、、、
 2003.6.2  汗で、、、
 2003.6.24 スポーツドリンク、、、
 2003.6.25 熱中症、、、
 2003.7.17 脱水症、、、
 2003.8.5  テレビ朝日、、、
 2003.8.22 筋肉の、、、

<熱中症の私の考え>
・人体は体に負担になるものが出現すると、いくつかの器官や組織が機能を組み合わせて対応する。
・対応の途中では一定の範囲内で良くなったり悪くなったり変動するが、最後にはその悪影響を押さえ込む。
・これは普通の生命現象であるが、最後の悪影響調節に失敗した場合を病気と呼ぶ。
・熱中症の基本原理は、細菌やウィルスの異物侵入ではなく、又癌のような異常細胞の出現などではなくて、人体が生きるために必要な調節機構の熱処理の調節失敗にある。
・調節失敗の原因は、暑さを感じる感覚力の低下や、心肺などの臓器の弱さや、肥満などの体型などに関して論じられている。
 これらは確かに注意を促す因子だが、私は一般の人が汗の害について希薄な認識しか持っていないことが、調節失敗の最大の原因と考えている。
・つまり、大量の汗を短期間に体験すると体は調節という反応が出来なくなり、生命活動に支障をきたすことがあることを私達はもっと認識すべきなのだ。

<汗について>
・予想外の厳しい熱の出入りが人体に起きると熱中症になりやすい。
 熱の発生の主役は外的環境や運動や仕事の量であり、熱の放出の主役は汗である。
・汗の害とは、大量の汗によって体液の量と組成が異常となることであり、臓器障害も起こしやすくなることである。
・汗の中の組成の内容は様々な発表がなされている。
 人によって異なるため数字のずれはしかたがない。
 しかし、汗の中では水に次いで重要なものは塩分である。
 大量発汗時、口渇があると水分補給はする。
 この時、塩分補給も忘れないならば熱中症で倒れる可能性は低くなる。

<本論>
・運動時に所持する塩や糖分の入った水の好ましい量とバランスは、運動時に出る汗の量を考慮して、その時失われる水分量や塩分量を補充できるものであれば良い。
・人体が水分補給で必要としているのは、体液のバランスが崩れない範囲の塩分入りの水である。
 正確な値でなくある範囲であれば良い。塩分濃度の多少は体の調節能力の世界では問題とならない。
・糖分は体液維持に関しては、水と塩分よりも重要度は低い。それは、糖分とは体の中で消費して減るからである。
 糖分には塩分の吸収を良くする、味を良くする、短期間浸透圧を保つ、エネルギー源になるという利点もあるが、塩分ほど神経質になる必要はない。
・ある範囲の塩分と糖分についてはスポーツドリンクを研究したい。
 スポーツドリンクの本来の目的は、運動(仕事)による汗の害を減らすことにあるからです。

 スポーツドリンク6種類を調べました。
 A、  塩分濃度 0.28%    糖分濃度 2.5%
 B、       0.12%         6.7%
 C、       0.12%         4%
 D、       0.12%         2.7%
 E、       0.07%         4.6%          
 F、       0.05%         0%

    

・運動時の水分中の塩と糖のバランスは、塩分0.05%〜0.3% 糖分0%〜7%を一般には勧めます。
 ただし、大量発汗が予想される時は濃い塩分濃度を勧めます。
・なお、大量発汗で血圧が下がっている時は0.3%位の塩分で高血圧になるとは普通の人には考えられない。(私の意見)

<終わりに>
・米国フーバーダム建設時、力強い男達が熱中症で多く死んだ。
 水分と塩分を多く摂取してから死者は減った。
 それを解説しているビデオで、犬が次の言葉をしゃべっている。
 「昨日の昼休みの時話していた人が、なぜか今日はいなかった。」
・こんな極端なことは想像しなくて良い。
 
 熱によって傷ついた体を癒すのは、適当な塩分入りの水であることを認識して欲しい。
   

□ 熱中症とスポーツドリンク
□投稿者:福寿弘子
□投稿日:2003/09/18(Thu) 09:48:05

2002年6月23日にお便りさせていただいた福寿弘子です。
ボーイスカウトのジャンボリーの淀川河川敷会場では熱中症になるものもなく無事に終えることができました。ありがとうございました。
私は、保育士養成の専門学校の非常勤講師をしている看護師です。
最近は、天気予報でも、「熱中症に気をつけてください」という
事を聞きます。先生の著書がテレビで紹介されてから、熱中症の怖さが認識されてきたのだと思います。
以前保育所の保育士の方から「ポカリスエットの是非」について質問されたことがあり、「カロリーが多いことや添加物の問題がありお茶代わりに常用するのは」と答えたものの、もっと的確な答えはないものかと思っておりましたところ、2002年7月13日付けの「学校でのスポーツドリンクについて」は大変参考になりました。特に1リットルの水に小さじ半分の塩と小さじ4杯の砂糖の割合で作る飲料は、友人の子供さんにも好評でした。
今度、脱水症、熱中症について授業するときに保育科の学生にも紹介したいと思います。

□ No Title
□投稿者:野田 明
□投稿日:2003/09/17(Wed) 14:37:43

息子さんの事非常に残念に思います。私は学生時代から陸上をやっていました。現在もゴルフをやっていますので炎天下24ホールまわる事もざらにあります。我々の学生時代は水を飲むとバテるという俗説があり練習中は水を飲まないようにしていましたが今考えるとよく倒れなかったなと思います。年齢的にも運動中は熱中症にかなり神経を使っています。最近は運動中に限らず日ごろからかなり水分を取るようにしています。人間は夏場、通常でも一日約2・4L位の水分を排出しているといわれていますので、それを補う為、私は一日に最低でも3Lの水分を補給するようにしてます。以前は血液をさらさらにするために漢方薬などを服用していましたがあまり効果なかったような気がします。最近、水分を十分に補給するようになり本当に健康になりました。水はパイウォータを常飲しています。運動時も酢水や塩水・レモン水など常に携帯するようにしています。只わからないのは運動時に所持する塩水を作る際の、塩分・糖分の量のバランスがわかりません。塩分は多すぎる血圧との関係も有、適量というのがわかりません。ぜひご指導をお願いいたします。




□ 熱けいれんとスポーツドリンクについての返事
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2003/09/12(Fri) 09:58:25

<はじめに>
・熱中症予防のため飲料水に塩分はどれだけ必要かについては様々な意見がある。
・食事だけの塩分で十分なので飲料水に塩分は必要ないという意見から、必ず塩分は必要という意見である。
 その塩分も0.1%から0.5%まで様々であり一般の人は悩んでしまう。
・つまり、塩分の必要量というのは、汗の量や速度によって変化するものであり、汗の変化量はなかなか「言い表せないもの」だから様々な表現となるのだ。
・良いスポーツドリンクとは、スポーツなどで大量の汗をかくとき、その汗の害から体を守るものである。
・ただし、その人の汗の条件によって、良い飲み物とは変わってくる。
 例えば、汗の少ない場合
 塩分や糖分は食事の時の摂取だけで問題がないので、良い飲み物とはスポーツドリンクより経済的な水やお茶でよい。

<本論>
・熱けいれんを経験する人は(なぜかわからないが)よく繰り返されます。
・Aさんを紹介したい
 Aさんは40歳代の男性で熱けいれんをよく経験されています。
 Aさんは高血圧の持病があり薬も服用されています。
 家庭血圧計で毎日自己血圧を測定しています。
 Aさんの実践は単純で汗をかかないとき(仕事のない日)は高血圧のため減塩が基本
 汗をかく(仕事の日)ときは、汗の量を予想されます。
 少量の汗なら、スポーツドリンク(0.1%〜0.2%の塩分)か、お茶に梅干を持っていかれます。
 大量の汗なら、スポーツドリンク500cc(0.1%〜0.2%の塩分)に塩をひとつまみ(約0.5g位)を入れて持っていかれます。本人の話では塩辛さは感じないそうです。
 一日に約4リットルも塩入りスポーツドリンクを持っていく日もあるそうです。
 Aさんはそのようにしてから、熱けいれんの経験はないそうです。
 血圧も安定しているそうです。

 T.Nさんの年齢、健康度、汗の量などの条件がわかりません。
 ただ、飲料水の塩分濃度を増加すれば熱けいれんは減ります。
 熱けいれんの起きた日を思い出してください。
 熱けいれんの起きた日は、気温や湿度の高かった日か、仕事の量の多かった日のはずです。
 その時は、従来よりも少し多い量の塩分を摂ることをまず勧めます。

<終わりに>
 熱けいれんを経験して、それに対して医者から塩分を摂りなさいや脱水に注意しなさいという説明を受ける人は多い。
 病態説明をされて知識を得ても、ほとんどの人は不安感を持つ。
 仕事の内容を知らない医者は具体的なアドバイスを避けるからである。
 つまり、塩分過剰を恐れるからである。
 Aさんも同じアドバイス(抽象的なアドバイス)を受けた。
 ただ、Aさんは医者から受けたアドバイスから自分で工夫という実践を行った。
 高血圧なのでスポーツドリンクに塩分追加というのは少し勇気がいったはずだ。
 Aさんは塩分の追加量を自分で決め、そして血圧のチェックという配慮もしている。
 Aさんは私にとって印象深い人である。

□ 後遺症についての返事
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2003/09/12(Fri) 08:56:29

<はじめに>
事実を提供したいが熱中症後遺症についてよく知りません。
大阪のある病院の集中治療室の先生にも尋ねましたが彼も知りませんでした。

<本論>
・傷ついた細胞の回復力については次のことだけ知っています。
@内臓の細胞の回復力は、肝細胞が一番良くて脳細胞は一番悪い。
A細胞の回復力の速度は個人差が大きい。
B傷ついた細胞自身は回復しなくても、傷ついた周囲の細胞が生体に有利なネットワークを形成して、細胞全体としては改善する。
 これは、脳細胞も回復しなくても改善するということです。
・ちいさんのお兄さんの脳の障害が低酸素脳症が原因なのか、又はそれ以外のものが原因なのか私にはわかりません。
・ある科学者が定説と言ってもその時代の定説であって、いつかは変化すると本で述べていました。
 現代では脳細胞の回復はかなり難しいと言われています。
・腎臓専門医によると腎細胞が痛んでも基底膜が損傷していないとその細胞は回復するそうです。
 脳細胞が痛んだとしても、どこかの限界を超えないと、時間はかかっても回復するかもしれません。(私の想像です)

<終わりに>
障害のある人が、何かの目標に向かって努力している姿を見ると、私の心の深いところに何かしみこんできます。
 そして、私は勇気をもらいます。

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