掲示板 熱中症は学問としてはまだまだ若いです。むしろこういう病気があると知らないままに、多くの人が先に熱中症を経験してしまっているかも知れませんね。
だから、一人ひとりの意見がとても大切です。
あなたが実際に体験された熱中症のこと、熱中症を減らす為にはどうすれば良いのか、熱中症の問題は何なのか。とにかく、熱中症について考えたことをなんでも書いて下さい。
拙著「熱中症 息子の死を糧にして」悠飛社についての御意見もお聞かせください。
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□ 熱中症にかかりやすい気象条件について
□投稿者:木元 誠
□投稿日:2003/07/10(Thu) 10:37:52

こんにちわ。私は大分県で土木工事をしているものです。熱中症についてお伺いしたいのですが、熱中症にかかりやすい気象条件はあるのですか?また、温度湿度等が具体的に何度とかあれば教えていただきたいのですが。よろしくお願いします。

□ 小・中・高校における熱中症での死亡事例A
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2003/07/09(Wed) 18:35:33

K平成7年 8月 神奈川県
 中2 女 発症時間午前10時30分 屋内(格技場)
 午前9時45分から準備運動(体操・竹刀の素振り・足さばき・打ち込み)の終了直後に気分の不良を訴えた。    本人の1回目の不調を訴え後、「やれるところまでやりなさい。」と指示。
 2回目の不調の訴え後「休みなさい。」と指示。
 麦茶等を飲ませ休ませる。自宅に帰る。
 休憩時間は1時間位
 水分補給は休憩時 
 救急車要請は保護者が不調を訴えてから10時間15分後にした。
 死亡

L平成7年 8月 山梨県
 高1 男 発症時間午後2時50分 晴天 運動場
 サッカー部での約1時間のランニング。コーチは校舎内から時々確認。
 コーチが呼びかけたり、脈や呼吸の確認をしたが、様子がおかしいので、救急車を呼ぶ。
 休憩時間は無し
 水分補給は特に指示なし。
 救急車要請まで5〜10分
 死亡

M平成7年 7月 茨城県
 高1 男 発症時間午前8時45分頃 快晴(最低気温22℃・最高気温37.2℃)
 レスリング合同合宿で7月21日から25日まで予定。
 マット上のランニング・ロープ昇り・バービーを入れたジョギング・階段上り下り・対人組打ち練習・ブリッジ練習・タックル練習等
 秋季大会(国体を含む)を目標とした。
 当日、朝の練習メニューに従いトレーニング中、指導者に対し「気分が悪い」旨の申し出があったが、20分後には終了するので、頑張るよう指導し、続行した。
 午前8時45分頃 ふらつき倒れた。
 休憩時間 夏季であり、朝・夕の練習以外の時間は休憩
 水分飲料は、真水、イオン飲料(糖分が強い飲料は採らないよう指導
 救急車要請まで約20分 地方病院に搬送したが回復せず、約4時間後に都市部の総合病院に再搬送
 死亡

N平成7年 7月  山口県
 高2 男 発症時間午前11時45分 晴れ時々曇り 屋外
 ラクビー部で他校と合同練習
 本人が症状を訴える前に、指導者が活動中の異常に気づき、運動を中止させた。
 休憩時間は試合後20分、その後25分練習
 水分補給はスポーツドリンクで、飲水は自由
 救急車要請は10分後
 死亡

O平成7年 2月 広島県
 高2 男 発症時間12時45分頃 時々降雪あり、気温低い  
 校内マラソン大会で、10kmを完走
 完走後も健康状態は異常なし
 12時25分解散し下校をするが、途中気分が悪くなる。
 休憩時間はスタート前・スタート後
 水分補給は指示はないが、実施要綱には「競技前後に多量の水分は取らない」とある。
 救急車要請は35分後 
 死亡

P平成8年 7月 鳥取県
 中2 男 発症時間午前11時頃 快晴でやや風あり 気温は30℃以上
 町立の野球場で、ジョギング・体操・インターバルトレーニングなどをした。
指導者が休憩に入った時の子供の足どりのふらつきに気がつき、声をかけ横にして休ませる。寝かせると同時に目がうつろになり足に痙攣がおきたため、救急車を要請
 休憩時間は40〜60分の練習と10〜15分の休憩 随時小休憩も入れた
 水分補給は自由
 救急車要請まで5分程度
 死亡

Q平成8年 8月 三重県
 中2 男 発症時間午前9時15分 晴れ 屋内 合同合宿
 柔道部の練習を朝の7時から行い、準備運動・野外走(約2.8km)・ダッシュ・整理体操をした。生徒全体の疲労度も考慮し、野外走は前日より1km減
 急に錯乱状態となったため、教師2名が当人の安静を保つよう畳の上に寝かせると共に、保護者(医師)が応急処置に加わる。
 休憩は有ったが時間はわからない
 水分補給は基本的に時間を取っていた
 内容は水・茶・イオン飲料
 発症から救急車要請まで要した時間は13分
 死亡
 
 

□ 小・中・高校における熱中症での死亡事例T
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2003/07/09(Wed) 10:55:54

 次の資料は文部科学省が調査しました。衆議院議員中川とも子先生の個人用の資料です。先生の許可を得ています。

@平成4年7月 大阪府
 中1 男 発症時間午後2時15分頃 気温35℃ 晴れ 風速7m/秒
 野球部の練習で運動場30週ランニング。ストレッチ体操。塁間ダッシュ30回。
 休憩はランニング50分後に5分間。
 水分補給は水で飲むのに許可を要した。
 症状を訴えてから救急車要請まで5分間
 死亡

A平成4年7月 石川県
 高1 男 発症時間午後6時40分頃 午後5時の気温29.7℃ 晴れ 無風
 野球部の練習で午後2時からウォーミングアップ・キャッチボール・トスバッティング・守備練習・2人交代での100本ノックを行った。
 休憩は1回で5時頃に15分間
 水分補給は水。ただし塩はなめるように指導し所定の場所に置いてあった。 飲水は自由。
 症状を訴えてから救急車要請まで5〜6分 
 死亡

B平成4年8月 神奈川県 
 高2 女 発症時間午後2時30分 晴れ 野外
 陸上部夏期合宿で、午前コーナーダッシュ・400mトライアル
 午後 ジョギング中倒れる
 休憩は不明
 水分補給は不明
 倒れてから3時間後 管理センターの人が救急車を要請
 (途中意識あり 休憩していた)
 死亡

C平成6年 10月 大阪府
 小6年 男 発症時間午前11時30分 晴れ 野外
 5・6年生合同による遠足で、オリエンテーリングをしながら各ポイントを通過し、約2kmのところで、足がもつれてきたので、木陰の風通しのよいところで休ませたが、顔色が悪くなり、口からよだれのようなものを出し始めたので救急車を呼ぶ。
 休憩は約2kmの行程を7回休憩をしながら約60分かけて歩く
 水分補給は水(お茶)で飲むのは自由
 症状を訴えてから救急車要請まで15分間
 死亡

D平成6年 8月 広島県
 中2 男 発症時間午前11時40分 気温35.4℃ 晴れ 野外
 午前7時50分からサッカーの練習
 11時10分から200m弱のグランドを5周・3周・2周・1周・1周の順に各間で回復の状況を見ながらインターバル練習。
 11時40分 インターバル練習最後の1周を走り終えた直後しゃがみこみ意識がなくなった。
 この時点まで、異常な様子はなし
 休憩は 9時に15分間 10時15分に15分間
 水分補給は水かイオン飲料かは不明・休憩中は水分補給をしている。 活動中については不明
 救急車要請は直ちに行った
 死亡

E平成6年8月 新潟県
 高1 男 発症時間午後4時45分頃 午後2時の気温は31.5℃ 午後4時10分頃 夕立
 サッカー部で午前中より20分ハーフのゲームを2試合行い、午後からはゲームに出場せず、最終メニューのランニング中倒れる。ランニングは校外で行っていた。
 休憩は有った
 水分補給は水で自由に飲める
 救急車要請は同僚の生徒が近所の商店に駆け込み救急車を要請。その間約4分
 死亡

F平成6年 8月 岐阜県
 高2 男 発症時間午後2時10分頃 晴れ 猛暑が続いていた
 アメリカンフットボールの練習と練習試合
 練習試合の終了間際になって本人の足の動きに異常が見受けられたため、直ちに交替させ水の補給や足のコールドスプレーをし、休憩させた。 
 試合終了後の整理体操には本人自ら参加したが、最初の下肢の屈伸運動の際に仰向けになった。
 更衣室へ運び頭を冷やした。家庭へ連絡した直後に目を閉じいびきをかき始めた。
 休憩の間隔は不明 
 水分補給はイオン飲料が認められていた。
 救急車要請まで35分〜40分(足が痙攣してから)
 死亡
 
G平成6年 11月 埼玉県
 高2 男 発症時間午後12時30分 最高気温が34℃と予想された 校外サイクリングロード 
 校内マラソン大会(11km)に参加中
 休憩は特に指定なし
 水分補給は特に規制なし
 その場に寝かせ、スポーツドリンク、蜂蜜入り水等を与え、足のマッサージをしながら健康観察を行った。
 救急車要請は約30分後
 死亡

H平成6年 7月 埼玉県
 高2 男   発症時間は特定できない 晴れ  県外山岳地帯
 山岳部の夏季合宿中
 水分補給 特に規制なし
 木陰に横にさせ水分を補給すると同時に、救助隊を要請するために指導者が下山した。
 救急車要請まで約4時間
 死亡

I平成6年 8月 福島県
 高2 男 発症時間午前5時20分  野外  晴れ
 柔道部の合宿(4泊5日)
 1日目の午後から合宿に参加
 当日は合宿3日目。
 起床後のランニング中に脚が痛いと訴えたので、顧問の車で搬送しながらイオン飲料を補給し、その後しびれが出たので、すぐ救急外来で受信した。
 休憩は2〜3時間に20分程度(午前・午後)昼食時は1時間30分
 水分補給は、休憩時間に黒砂糖を溶かした湯 
 救急車は要請していない
 死亡

J平成7年 7月 兵庫県
 中1 男 発症時間午後3時20分 晴れ 野外
 午後1時から野球の練習開始
 ランニング(約1000m)5〜10分
 ストレッチ        5〜10分
 キャッチボール      15〜20分
 トスバッティング     30分
 ティバッティング     20分
 ベースランニング     20分
 補強運動         15〜20分
 ランニング        20分
 整理体操         5〜10分
 午後3時40分 練習終了
 水分補給は、汗をかく前にお茶を飲むように指導。休憩時間に水分補給していた。(お茶)
 救急車要請まで、応急手当をしたが、意識がもうろうとしていたため55分後に搬送
 死亡




□ 頑張って下さい!
□投稿者:飯田春香
□投稿日:2003/07/08(Tue) 23:05:49

先日、中村弘子様よりお話を御伺いし、初めて熱中症と言う病気を知りました。息子さんの哀しい事故は他人事とは思えず、とてもショックと怒りの気持ちで一杯になりました。私は早速父に、ゴルフの時の予防対策として、お話してみようと思います。

□ 学校配布用小冊子とパンフレット
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2003/07/08(Tue) 09:41:41

<はじめに>
7月4日衆議院議員中川とも子先生から、熱中症の学校配布用小冊子とパンフレット及び中川先生個人用の熱中症報告書を送っていただきました。
国会で熱中症予防の活動をしてくださった中川とも子先生と、熱中症だけが問題ではないのに驚くほど早く対応してくださった遠山敦子文部科学大臣に心から敬意を表したい。

<一般の先生方へのお願い>
まず、スポーツ指導に関係なく配布物を参考にして、先生方から子供達に熱中症の話をしてもらいたい。
先生方の話し方しだいで、子供達の意識が大きく左右されるからです。
子供達が医学的内容を理解してくれなくても、熱中症に関心を持ってくれれば十分に価値があると思います。

<スポーツ指導者へのお願い>
・配布物は熱中症予防のための入門編であり、応用編はスポーツ内容が異なるので各先生方が現場で工夫するべきだ。
・その時は まずリラックスして従来の慣習に従った指導を基本にして対策を組む。 
 それから予防のための指導とは何かを考える。
・つまり、温度や湿度などの外的条件で練習量を変えるのか、
 練習量は従来通りで、例えば 声をかける回数を増やしたりするのかを考えるのである。
・指導者というのは行動をする人である。
 厳しい指導をすると熱中症の危険は必ずある。
 現場では、妥協について常に悩まれるはずだ。
・私はまず2つのことをしてもらいたい。
 1つ目は、各現場で危険チェック表を作ってほしい。簡単な表で先生の考えたものでよい。
 2つ目は、緊急処置は一般にあわてます。
 一回でも事前に選手が気分の悪くなったときの予行演習をしてほしい。

<終わりに>
さて、費用のかかることで口を挟むことではないが、1つの仕事をしてもらうと、その評価も大切である。
学校の先生方にこの配布物が役に立ったのか、熱中症について何を心配しておられるのか是非アンケートをとってほしい。
そして、それらを参考にして数年後再度 次の段階の熱中症予防の配布物を出してほしい。
また、予防の考えは事故があると浸透していくので、事故例もできたら載せてほしい。

□ 熱中症を予防しましょう
□投稿者:日本医大、飯野靖彦
□投稿日:2003/07/06(Sun) 23:25:39

中村先生の本を昨年読ませていただきました。心中をお察し申し上げます。今年も熱中症の季節になりますが、昨年に続き今年もNHKBSの健康道場という番組で(明日、7月7日から10日まで11時から45分間)水分補給や熱中症についてお話させていただくことになり、先生の著書も参考にさせていただきました。一般の方の熱中症に対する知識が向上することを期待しています。

□ 早速のお返事メールありがとうございます。
□投稿者:吉野 文彦
□投稿日:2003/07/04(Fri) 18:55:20

予見し得る人災以外のなにものでもない熱中症の犠牲者を
今後ゼロに近づけられるように、
お互い頑張って活動していきましょう!

□  無汗症
□投稿者:大橋敬子
□投稿日:2003/07/03(Thu) 01:53:06

私も熱中症と同じ熱で悩んでいます。楽しいはずの夏が1番恐いのです。亡なられた息子さんの苦しみは地獄の釜湯でです。

□ ありがとうございました。
□投稿者:塩田祐哉
□投稿日:2003/07/01(Tue) 08:31:38

 ありがとうございました。これからは基本的知識をしっかりと頭に入れて、臨機応変に水分補給していきたいと思います。

□ 「熱中症」講演会での質問など
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2003/06/25(Wed) 09:43:14

6月23日 
 建設業労働災害防止協会兵庫県支部主催 大塚製薬協賛の熱中症講演会がありました。
そこで私の受けた質問とその答えです。

<質問1>
ポケットに塩を持っていて、時々舐めます。その時の注意点を教えてください。
<答え>
何が大切なのかを整理します。
汗から水と塩が出ます。そのため体の中に水と塩の不足がおきます。
大切なことは2つです。
 ・熱を下げるために水を体に与えること。
 ・体液中の塩分濃度を本来の組成に近いようにすること。
つまり 塩を体に補給するのですが、塩分の量よりも濃度が体の中でどうなるかを意識してほしいのです。
よって 水と一緒に飲む。
塩辛くない程度の薄味の塩分入りの水を飲むべきと私は考えます。

<質問2>
仕事にいったん就くと塩の錠剤を飲む暇もありません。
仕事前に飲んでもいいですか?
<答え>
塩の錠剤を私はよく知りません。
一般には、仕事中の塩の喪失分を前もって補うというのは、それが少量の塩分で水と一緒に飲む以外は反対です。
失われつつある量のスピードに合わせて水と塩を補給するのが原則だからです。
汗をかく前に体液の塩分濃度がもし大きく変化するなら、口渇が強くなって 水をたくさん飲み 結局利尿作用で水分が失われる危険や血液粘調度が上昇する危険があります。
ただし、塩の錠剤が体の中でゆっくり溶けるものであったり、また塩分量も多くなく水分と一緒に飲むなら仕事前に飲むということは、塩分過剰状態を起こさないので、仕事内容によっては有効とも考えられます。

<質問3>
熱失神・熱けいれん・熱疲労・熱射病を重症度の順に並べてください。
<答え>
一番重症なのは熱射病で、それ以外は重症度の順位付けはできません。
他の3つは熱による障害因子の中で特徴的な役割が何なのかで分類されているからです。
  熱失神は脳血流不足
  熱けいれんは塩分不足
  熱疲労は脱水       がその因子です。
熱けいれんから熱疲労に進みやすいが、熱疲労の中でしばらくして熱けいれんも起こりうるのです。

<印象に残ったこと>
参加者は年配の人とはいえ、建設業の人らしくたくましい人が多かった。
「ここにいる皆さん方 一人一人が核となって熱中症を防ごう。」と言った司会者の言葉がなぜか印象的でした。

<掲示板の訂正>
当日 大塚製薬の人から6月2日の私の投稿文訂正助言を受けました。
内容は最後の行です。

ただし、大塚製薬によると糖濃度が1%〜2.5%で吸収速度が最大で.......。
の所の1%〜2.5%を6%〜8%に訂正してくださいとのことでした。
腸のみの吸収なら1%〜2.5%で正しいのですが、胃を通って腸からの吸収なら糖濃度が6%〜8%で水の吸収速度が最大となるようです。
(Brounsのデーターから)
 6月2日の本文も訂正しました。

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