掲示板 熱中症は学問としてはまだまだ若いです。むしろこういう病気があると知らないままに、多くの人が先に熱中症を経験してしまっているかも知れませんね。
だから、一人ひとりの意見がとても大切です。
あなたが実際に体験された熱中症のこと、熱中症を減らす為にはどうすれば良いのか、熱中症の問題は何なのか。とにかく、熱中症について考えたことをなんでも書いて下さい。
拙著「熱中症 息子の死を糧にして」悠飛社についての御意見もお聞かせください。
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□ 熱中症について
□投稿者:須田 民男
□投稿日:2007/04/27(Fri) 06:33:14

このたびある新聞から熱中症の予防に関する記事を依頼されました。良い知恵がありましたら教えて下さい。

□ 本年度の要望について
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2007/03/27(Tue) 12:05:28

数人の方の意見です。

・地球温暖化が心配です。熱中症に注意しようという呼びかけは必要です。(主婦)

・全ての人が理解できる呼びかけが大切です。
 一般の人に知識の差がありすぎるから、難しい言葉は使わないで、心配を過剰に起こすような呼びかけはしないでほしい。(会社員)

・運動時の熱中症対策といっても、例えば 投手が肩が痛い時は投球練習を休むというような明確な運動中止の指標は熱中症では作れない。
 心構えを持つことが熱中症の対策である。
 心構えにプラスになる呼びかけで十分です。(少年野球の監督)

・暑い室内で仕事をしている私達にとって夏は怖い。
 しかしそんな事は言っておれないので、扇風機の数を増やしたり、冷たいタオルを首に巻いて仕事をしている。
 熱中症のニュースは気になります。
 社会への呼びかけは必要です。(町工場経営者)

・学校教育の場ではすぐ切れる児童が昔より多くなった。
 切れる子に対しては、その子の考えのリズムに合わせて私は話をしている。
 熱中症は強制的な運動や仕事中に起こるのではないか。
 体のリズムに合わせて休憩を自由に取れるなら熱中症は起こりにくいと思います。
 暑い時は体のリズムを知るという呼びかけをしてほしい。(小学校教諭)

・これらと、掲示板の「山花さん」の要望です。

この要望を踏まえて数人のメンバーで本年度の要望を決定して、6月中に発送したいと思います。

熱中症の会の要望は、熱中症による死亡事故を減らしたいという願いから始まりました。
熱中症の会の要望はひとつの行動であるが、社会に対してどんな利益や不利益を生んでいるかは不明です。
ただ、私達は年一回の小さな要望も蓄積されるといつか良い効果を生むと考えています。

□ 内藤さんへの返事
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2007/03/05(Mon) 09:28:02

 私の個人的意見を述べさせてください。
<分析>
顔が真っ赤:顔の毛細血管拡張

むくんだ状態:どこのむくみかわかりませんが、むくんでいる所の間質に水分がたまっている。

暑い:筋肉の回復熱が人より多いのか、それとも暑さの感覚が敏感すぎる。

頭が痛い:血管拡張かそれ以外の原因

気持ちが悪い:血圧低下気味かそれ以外の原因

<私の想像>
 熱中症体質というものがあるのかそれがよくわかりません。よって、小児科の先生のおっしゃったことについても何にも述べられません。
 私は内藤君が人以上に活動するタイプで、乳酸などの血管拡張物質が人以上に溜まり、そのため血管が拡張し、また水分を過剰に摂取して血管外に水が移動しているのではないかと想像します。
 内藤君が負けず嫌いで限度いっぱいまでがんばる性格であるなら、そして私がもしアドバイスを求められたら、運動中の運動量の強弱について話をし、水を過剰に飲むようでしたら飲水の量と内容をチェックします。


<スポーツ講習会>
 スポーツ指導者に必要な医学的知識という内容で3月4日話をする機会がありました。
 会場はスポーツはいいものだという素朴な感情を持った人がいっぱいでした。
 参加者の一人は次のような話をしておられました。
 スポーツ指導者は選手の体内でどのようなことが起きているのかをある程度想像しなければいけないが、医学的知識がないのでそれは難しい。
 ただ、今選手のしている運動が体に悪い影響を与えていないことだけは精一杯考えている。

 私にとって内藤君のサッカー運動時にどのようなことが体内で起きているのかを想像するのは難しい。ただ、夏場は注意して欲しい気持ちです。

□ 熱中症体質?
□投稿者:内藤
□投稿日:2007/02/28(Wed) 21:47:21

 はじめまして。6歳の息子のことで御相談があります。夏はもちろんのこと、この寒い時期にも夕方からのサッカー練習中にいつも顔が真っ赤になり、少しむくんだような状態になります。確かに他のお子さんに比べて動く量が多いかとは思いますが、それにしてもみんなが長袖を着ている中ひとりで半袖になってもまだ顔が赤く、本人も「暑い・頭が痛い・気持ち悪い」と訴えるほどです。私がスポーツインストラクターをしていますから水分補給は心得ています。コーチや他の保護者の方々も心配してくださいます。本日、小児科を受診し相談したところ、「お酒を飲んで顔に出る人と出ない人が居るのと同じだから気にすることはない」と言われてしまいました。本当に気にする必要はないのでしょうか?

□ 鐘の音
□投稿者:板倉 徹(和歌山県立医科大学付属病院長)
□投稿日:2007/01/01(Mon) 13:09:49

 仕事柄、国際会議によく出席する。会議の前後に近くの街を訪ね歩くことを楽しみとしている。会議での発表の緊張感から解放されて、のんびりと街を散策するのはこの上ない喜びである。先日、アルステルダムへ行ってきた。運河と町並みの美しい都市である。この運河の街で聞いた教会の美しい鐘の音が忘れられない。
 アムステルダムの運河のほとりにアンネ・フランクの隠れ家がある。ごく小さなヨーロッパ風の、間口が狭く奥行きのある三階建ての家だ。現在もアンネ・フランク記念館として保存されている。第二次世界大戦中、ナチスのユダヤ人迫害から逃れるためフランク一家が約二年間生活した家である。観光客の作る長蛇の列に並び、三十分かけてようやく建物の中に入ることができた。二階に上がり本棚に見立てられたドアを開けると、そこはアンネ・フランク一家の隠れ家である。まるで忍者屋敷の如く一見してここに部屋があることが分からないようにできている。六畳ほどの二つの狭い部屋にアンネ一家はひっそりと身を隠して生活していたという。この部屋には、わずかに小さな通気孔のような窓がついているのみで、外から光は差し込まず、いかにも陰気な雰囲気である。アンネはその一室で平和のくる日をひたすら祈りながら日記を書いて過ごしたという。親愛なるキティーへ、から始まる「アンネの日記」である。
 このアンネの部屋の小さな窓から隣の教会がわずかに見える。一歩も外へ出ることも、この小さな窓から顔を出すことも出来ず、大きな声を出すことさえ許されない生活の中、見つかれば銃殺刑という極度の緊張感の中で、アンネは教会の鐘の音を聴いて慰められたという。六十年後の今、同じ部屋で同じ教会の鐘の音を聴き、アンネ・フランクのことを考えると思わず涙が出てくる。極限の中で聴く美しい鐘の音。
 私もアンネほどではないが、極限の緊張感の中で美しい鐘の音を聞いて慰められたことがある。二十年程前、患者として、ある手術を受けるため、ストレッチャーに乗せられて手術室に向かった。手術が成功するかどうか、愛する家族との永遠の別れになるのか、何か重い後遺症が残るのではないか、不安でいっぱいであった。
 ところが、到着した手術室ではとても美しい鐘の音の音楽が流れていた。この美しい鐘の音を聞いた時、私はそれまでの緊張から解き放たれ、きっと手術は成功すると確信して手術台に上がるとこができた。看護師さんが音楽をかけてくれていたのである。手術は成功し私は社会復帰することができた。
 アンネの隠れ家に佇み、隣の教会の塔から流れる鐘の音を聞きながら、わずか終戦二ヶ月前に命を絶たれたアンネの無念さを思い胸が痛んだ。
      

□ Re:脱水症と飲水量への返事
□投稿者:淵上
□投稿日:2006/12/12(Tue) 01:05:11

中村 純友 様

 詳細なお返事まことにありがとうございました。

 高齢者の入浴に伴う脱水症については、案外に根拠となるような論文が少ないような気がいたしましたのでご質問いたしました。

 介護病棟等の高齢者の入所施設には意思疎通の困難な者が多数おりますが、入浴に伴う脱水症のため身体に不快感や口渇感を感じてもそれを訴えることができません。

 そこで、実際に脱水症が起こりうるか否かの検討をし、もしそれが起こるのであれば脱水を予防する方法を考える必要があると考えております。

 具体的には、入浴前後で体重変化や可能であれば採血による赤血球(ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット等)の検査を行い、入浴前後で本当に脱水症が起こるか否かを統計学的に証明する必要があると考えます。介入試験として入浴前に飲水を行った群と行わなかった群とで比較する必要があるとも思います。

 これらについて何らかの知見が得られましたらまたご報告いたします。ありがとうございました。

□ 脱水症と飲水量への返事
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2006/12/10(Sun) 21:03:16

<脱水症を起こしやすい根拠について>
・医学書からのまとめを記載する。
・人体は活動に適する温度域があり、その範囲内に体温調節がなされている。
・体温上昇の体内の機構はあらゆる臓器の代謝熱である。
 臓器の中でも筋肉は運動強度による熱産生の幅が大きく、体温の調節というよりも上昇の原因となる。
・体外の機構は高気温(太陽、暖房器具など)や、高水温(入浴など)である。
・体温下降には体の皮膚からの熱の大気への放射か、体の水分を気化させるなどの方法があるが、環境温が36℃以上になると水分を気化させることが唯一の体温下降の手段となる。
・入浴では36℃以上であり、水分蒸発(発汗と不感蒸泄)が体温下降のために働く。
 これらは湯温や浴場室温が高いとそれに応じて量が増加する。
・入浴中の水分蒸発が多くなると高齢者にかかわらず全ての人に脱水は起こる。

<脱水症の程度の評価について>
・体は活動するとそのエネルギーは体の糖や脂肪からの燃焼で得られる。
・医学書によると20分の入浴で使うエネルギーは約80kcal。
 これは脂肪1gを7kcalとすると、脂肪で約11g減少に相当する。
 その量は少なく20分間の入浴での体重減少はほぼ水分の損失と考える。
・入浴による脱水症の程度は入浴前後の体重減少が評価の有力な指標である。
 症状などはインターネットで調べるとすぐわかる。

<脱水と飲水>
・運動時の水分補給は梶原先生によると、米国では体重減少量の10割、日本では8割である。
・入浴時の水分補給は運動時と考え方は同じであるが、高齢者の血液粘調上昇を考えると体重減少分の飲料は必要と私は考える。
・なお、出浴時の体重測定後も汗が出続ける場合は、その後の追加水分補給は当然必要である。

<私の実験>
・美和千尋氏など4名の全身入浴、半身浴、シャワー浴がエネルギー消費量に及ぼす影響という文献がある。
・7名の女性がセパレートの水着で浴槽につかっての実験であり、入浴時間が長くなると脱水量も大きくなると報告されていた。
・さて、入浴20分は歩行やラジオ体操20分のカロリー消費に相当すると本に記載してあるが、この程度の体の負担でなぜ高齢者の入浴中に事故が多いのか以前から疑問に思っていたので入浴実験をした。
・その方法は、入浴時間20分、湯温42度、脇の下までつかるという実験である。
・入浴後10分から汗がたくさん出てきて、その頃より疲労感も出現してきた。
 浴槽から出たい気持ちになるが20分間頑張る。
・出浴1分後、体重   400g減少
       収縮期血圧10mmHg低下
       拡張期血圧12mmHg低下
       脈拍数  20上昇 
・出浴後、体は急に楽になったが、汗はその後もずっと出ており出浴20分後にほぼ落ち着いた。
・出浴20分後に脈拍数はほぼ元に戻るが、体重はさらに100g減少していた。

(実験のまとめとして)
・20分間の入浴で脱水(体重減少)は500ml。
・浴槽の中につかるということは、サウナ風呂より激しい負担が体に加わる。
 その苦しさは心臓を中心とした苦しさで、その程度は歩行より強く、走るのよりは弱いと感じた。
・高齢者にとって高温の長時間入浴は、心臓の弱い人や血液の流れに問題のある人にとっては、注意を要することがこの実験をしてみて始めて理解できた。

□ 脱水症と飲水量
□投稿者:淵上
□投稿日:2006/12/05(Tue) 21:12:11

はじめまして。皆様に教えていただきたいことがございまして書き込みいたします。

「高齢者の入浴に伴う脱水症」についてですが
・脱水症を起こしやすいという根拠はあるのか。
・脱水症の程度はいかにして評価されうるのか。
・脱水の程度に応じた飲水量はどのような根拠があってどのくらい飲水するのが妥当と考えられるのか。

このような事について仕事柄疑問に思っております。
どなたかご教示くださいませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。

□ 高木清史さんへの返事
□投稿者:熱中症の会 代表 中村 純友
□投稿日:2006/12/04(Mon) 09:25:40

<熱中症を起こしやすい体質について>
・熱中症を起こしやすい体質についての調査報告文献はありませんでした。

・熱中症は産熱と放熱のバランスの取れにくい人に起こりやすい。
 体質という表現ではなかったが、注意すべき人という表現での記載はありました。

・熱中症を起こしやすい人は、体温調節機能の弱いという点で乳幼児や高齢者、肥満、アルコール好きの人、病気治療中の人、体温調節に関係する薬物使用の人などです。

・熱中症を数回起こしている女性(155cm、60kg、50歳 以上推定)に聞きました。
 彼女は夏に運動や仕事中、頭痛や嘔吐(以上軽症)を頻回に繰り返され、涼しい所に避難されるのみで回復されるという経験者です。
 冬でも満員電車の暖房で気分が悪くなるそうです。
 彼女は特別な病気もなくて服薬もされていません。
 私は自律体温の調節域が狭い方か、軽症のホルモン異常かなと考えています。
 彼女は暑さに対してエアコンで対応されていて、寒がりのご主人とは別室で寝ておられ、このベットの話をしますとご主人と同室で寝られると話されていました。

<温度調節のマットの使用とその留意点について>
・涼しい所に体をおくと熱中症予防にはなりますが、体に良いということと、買ってまで使用するということは別の問題であり私にはわかりません。

□ お教えいただけませんでしょうか
□投稿者:高木清史
□投稿日:2006/11/30(Thu) 11:15:06

前略
初めてお便りをさしあげます。 直接的なコンタクトアドレスを見つけられませんでしたので掲示板からコンタクトさせて頂きます。
私は高木と申しますが現在、体温調整が困難な人や、高齢者向けに表面温度の調整が可能な(一定温度或いは温度パターン)マットレスを企画・開発しております。 これはマットレス内に温度調整ユニット(小型のヒーターと冷却ユニット)を設けて、また、同時にマットレス内部を風を循環できるファンをつけて、循環する風を前記温度調整ユニットを通すことで熱交換し、マット表面温度を所定の温度に保つことが出来るものです。

背景を申しますと、私どもでは、ペルチェ素子(冷却及び加温ができる半導体素子、古くからあり、例えばホテル用の冷蔵庫(騒音がない)に使われています。こういうものを開発してこれを用いたアプリケーションを探しております。

そのアプリケーション先として、一つは、今後の高齢化への対応(加齢で機能が衰えた老人さま用)や、何らかの原因によりお体の不自由な方のためになる分野でお役に立てるような商品を出せないかと考えて、一つの候補として、考えましたのが温度調整が出来る上記マットレスでございます。

温度的には、核心温に影響を及ぼさない32℃〜38℃程度で検討を行っております。
そこで今回このような開発を行っておりますが(商品化はまだ致しておりません、現在は、技術面で試作品を作って動作を確認する、市場調査面では本当にこのようなものを必要とされるのかという市場調査の段階でございます) ところで、試作によって原理的には確認できましたが、実際にこのマットレスが使えるかどうか、また必要とされている方はおられるのか、おられるならどの程度おられるのか等のニーズの調査を行っている段階でございます。
本等で調べましたところ、体温調整機能障害者としては頸髄レベルの脊髄損傷の患者様や、甲状腺機能の亢進による常に微熱を持つバセドウ病の患者さまや、術時の低体温、水難者、加齢による温度調整機能の不完全、小児のうつ熱等偶発性低体温者さまがおられ、熱中症等は偶発性高体温者として位置づけられておりますが、熱中症になりやすい体質というものはあるのでしょうか。全く素人ですので間違っているかも知れません

ご多忙中、申し訳ありませんが、熱中症の患者様については、書物以上の知識は存じませんで現実に、熱中症をやわらげるためにこのような温度調整が可能なマットレスがお使いいただけるのか、また、その場合、特に留意すべきことは(例えば体温の測定法、冷却法等)があるのかないのか等をお教えいただけますと有難いのでございますが。

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